2011年11月07日

他人事

『他人事』 平山夢明

うらがき

交通事故に遭った男女を襲う無関心≠ニいう恐怖を描く表題作
引きこもりの果てに家庭内暴力に走った息子の殺害を企てる夫婦の絶望(「倅解体」)。
孤独に暮らす女性にふりかかる理不尽な災禍(「仔猫と天然ガス」)。
定年を迎えたその日、同僚たちに手のひら返しの仕打ちを受ける男のおののき(「定年忌」)ほか
理解不能な他人たちに囲まれているという日常的不安が生み出す悪夢を描く14編。


この本は強烈でした…

全く、なんの爽快感もなく終わっていく話が14編

しかし、話のインパクトは相当なものがあります。

現実でも理不尽な不幸が起こり、自分の境遇を嘆くことがありますが、この本の主人公達は皆それの最上級の状態です。

この胸に残るやり切れない感覚、そして、物語を読み終え、このお話の世界から解放された瞬間に味わう自分の世界の安心感を、ぜひお楽しみください。

どのお話もとても面白いですが、個人的には「仔猫と天然ガス」が印象に残りました。


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ラベル:小説 平山夢明
posted by ももんが一郎 at 00:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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