2011年11月09日

サクリファイス

『サクリファイス』 近藤史恵

うらがき

ぼくに与えられた使命、それは勝利のためにエースに尽くすこと。
陸上選手から自転車競技に転じた白石誓は、プロのロードレースチームに所属し、各地を転戦していた。
そしてヨーロッパ遠征中、悲劇に遭遇する。
アシストとしてのプライド、ライバルたちとの駆け引き。
かつての恋人との再会、胸に刻印された死。
青春小説とサスペンスが奇跡的な融合を遂げた!
大藪春彦賞受賞作。

サクリファイスとは、生贄のことです。

私も、意味がわからなくてググリましたので、間違いないはずです。

しかし、意味がわかるとなるほど☆ですね。

ネタバレしちゃうとダメなんであんまり書きませんが

一つの意味として、主人公のチーム内でのポジションの事を言っているのでしょうね。

ロードレースはチーム戦です。

しかし勝てるのは一人。

チームの誰かがトップでゴールをすれば、いいわけです。

そこで、各々にレースでの役割が与えられます。

まずは、エース。

エースは最終的にトップでゴールする役で、チームで一番速い選手が選ばれます。

そして、アシスト。

アシストはその力の全てをエースを勝たせるために使います。

時にエースの風よけとなり、山岳を牽き、相手チームのアタックを潰します。

主人公はこのアシストです。

しかし、練習中に自分の中に眠る才能を見つけ、成長していきます。

ロードレースでの戦いや駆け引きも非常に面白いが、サスペンス的な要素はさらに面白い。

自転車と事件を組み合わせた作者の発想に敬服です☆


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posted by ももんが一郎 at 01:05| Comment(4) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月08日

冷たい校舎の時は止まる

『冷たい校舎の時は止まる』辻村深月

うらがき
(上巻)
雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。
開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。
凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。
でもその顔と名前がわからない。
どうして忘れてしまったんだろう。
第31回メフィスト賞受賞作。

(下巻)
学園祭のあの日、死んでしまった同級生の名前を教えてください。
「俺たちはそんなに薄情だっただろうか?」
なぜ「ホスト」は私たちを閉じ込めたのか。
担任教師・榊はどこへ行ったのか。
白い雪が降り積もる校舎にチャイムが鳴ったその時、止まったはずの時計が動き出した。
薄れていった記憶、その理由は。

うらがきが多くなりすぎてあまり書くことがないのですが…

ある朝、いつも通りに登校すると、校舎内に閉じ込められてでられなくなりました。

ドアは開かず、窓を破壊することも不可能です。

校舎内に閉じ込められたのは同じクラスの8人。

彼らは校舎からの脱出方法を探しますが、気づくと時計が5時53分をさしています。

そんな時間ではないはず……。

その瞬間、彼らは思い出します。

5時53分は、2ヶ月前、学園祭でクラスメイトの飛び降り自殺があった時間だと…。

しかし、誰も飛び降りたクラスメイトが誰なのかを思い出せません。

そいつは8人の中にいるのか?

飛び降りたクラスメイトが誰なのかを探るべく、校舎内の探索を続けますが、時間が経ち時計が5時53分をさします。

その時、チャイムが鳴り響き、8人の内の1人が大量の血痕を残して消え去ります。

そしてまた再び迫り来るタイムリミット

彼らは謎の真相を究明することができるのか?




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posted by ももんが一郎 at 22:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月07日

他人事

『他人事』 平山夢明

うらがき

交通事故に遭った男女を襲う無関心≠ニいう恐怖を描く表題作
引きこもりの果てに家庭内暴力に走った息子の殺害を企てる夫婦の絶望(「倅解体」)。
孤独に暮らす女性にふりかかる理不尽な災禍(「仔猫と天然ガス」)。
定年を迎えたその日、同僚たちに手のひら返しの仕打ちを受ける男のおののき(「定年忌」)ほか
理解不能な他人たちに囲まれているという日常的不安が生み出す悪夢を描く14編。


この本は強烈でした…

全く、なんの爽快感もなく終わっていく話が14編

しかし、話のインパクトは相当なものがあります。

現実でも理不尽な不幸が起こり、自分の境遇を嘆くことがありますが、この本の主人公達は皆それの最上級の状態です。

この胸に残るやり切れない感覚、そして、物語を読み終え、このお話の世界から解放された瞬間に味わう自分の世界の安心感を、ぜひお楽しみください。

どのお話もとても面白いですが、個人的には「仔猫と天然ガス」が印象に残りました。


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ラベル:小説 平山夢明
posted by ももんが一郎 at 00:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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